派遣添乗員の現状 コロナで 『仕事ない!』国内旅行の回復時期はいつ?今を乗り切る方法は?

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添乗員の仕事

派遣添乗員として生計を立てている私達にとっても、コロナ問題は大打撃となりました。

現状、3月辺りから予定していたツアーなどはキャンセルが相次いで、仕事は実質ゼロに。

仲間の添乗員同士で確認し合っても、皆『仕事ない!』の状況は依然続いています。

添乗員にとって、国内旅行の再開はいつになるのかは、まさに一番気になるところです。

今回は、『国内旅行の回復はいつ頃になるのか?』そして、派遣添乗員は『今を乗り切る方法はあるのか?』を現役の派遣添乗員としてリサーチしてみました。

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国内旅行の回復時期はいつ頃になる?

国内の観光業が回復し、添乗員として今までの様に仕事が出来る様になるのはいつ頃か?

その答えは、今のところ各方面で打ち出されている、コロナ終息時期の目安はあくまで予測であり、実際にコロナ終息がいつになるかは、現状では『全くわからない状況』であるのは間違いありません。

しかし、この数日で少しだけ新型コロナウイルス終息時期の目安になるニュースが出てきたのも事実です。

2020年末ごろから新型コロナは終息に向かう?

2020年末から2021年初めに新型コロナの終息に動きがあるであろう可能性が出てきました。

それは、新型コロナウイルスのワクチン開発が、異例の速さで進んでいることが挙げられます。

米製薬大手ファイザーの臨床試験が始まり、CFOの発表では年末は数千、来年には億単位でワクチンの提供が出来るのではないかと言うニュース発表がありました。(参考:2020/5/6中京テレビ)

ただし、米国で開発されたワクチンの提供は、米国優先が必須です。

日本は日本独自にワクチン開発に成功することが、国内での新型コロナウイルス終息の『鍵』になりそうです。

日本国内でも各製薬業界での研究はずいぶん速く進んでいる様です。

国産ワクチンの開発は安全性などの問題もあり、完成までの期間の目安はまだ不透明ですが、米国に並んである程度、同時期に提供が可能になるのでは?と期待したいところです。

国内旅行の完全回復まで『 我慢はあと1年』

現在、国内では全都道府県を対象の緊急事態宣言が出されており、2020年5月31日まで延長となりました。

このまま5月末での外出自粛が功を奏して、感染者数が減ったとしても、感染者数が完全に『ゼロ』になるのは難しいと言われています。

ですが、ある程度楽観的な可能性を考えると、2020年の末にコロナワクチンの開発が成功した場合、来年2021年の初めごろには、新型コロナウイルスの終息に向かう可能性が出てきました。

日本政府は来年に延期されたオリンピックの開催を強く望んでいることもあり、その前段階で国内での安全宣言に力を注ぐことは必然です。

その辺りをひっくるめて考えると、全てがうまく行くとすれば、国内旅行の回復時期の目安は、

『2020年終わりから、来年2021年初めごろから徐々に』

が、妥当な予測になります。

国内旅行が再開するとなれば、実質2021年春から徐々に旅行客が増え、延期されたオリンピックが開催ともなれば、2021年の6月頃から国内旅行はV字回復になるのではないでしょうか。

新型コロナウイルス終息後 V字回復への期待度は?

今までも、旅行業界では震災やテロなど、数々の困難がありました。

しかし、過去の状況をみると、今回と同じように完全に途絶えた旅行業も徐々に回復し、以前と変わらないほど、旅行客が増えているという道をたどっています。

特に新型コロナウイルスの全国に広がる外出自粛ムードは、人々にとっては、長期に渡って出かけられないストレスが計り知れず、国内で安全宣言が出れば、一気に国内旅行の需要が高まりそうです。

困難の後に、常にV字回復を遂げてきた旅行業界ですから、新型コロナウイルス終息後は間違いなく添乗の仕事は今まで以上に増えてくるでしょう。

もし国内の新型コロナウイルスの終息が早ければ?

仮に、現在政府が発令している外出自粛宣言が功を奏し、この数カ月で国内の感染者が限りなくゼロに近づき、国内での移動が緩和されたとします。

そうなると、各学校で改めて修学旅行の再検討がされる可能性があります。

この状況ですが、学生の為にも中止ではなく延期としている学校も少なくありません。

修学旅行の日程は、今まであまり実施されなかった冬の時期、12月頃を主に視野に入れているとの発言も多少あるようです。

国内の新型コロナウイルス終息が早まる期待度は薄めですが、もし状況が飛躍的に好転すれば、今年中に一般観光客に加え、修学旅行案件も多数見込まれる可能性もあります。

現在、派遣添乗員に国からの保証は?

派遣添乗員は固定給が無く『仕事が無ければ収入もない』という現実。

いまだ、国から何らかの形で保証が受けれる兆しは見えてきません。

厚生労働省の雇用調整助成金に至っては、派遣添乗員にとって右も左もわからない状態。

『雇用保険の加入』『雇用形態』などの条件により、申請が可能かどうかが分かれ道になる事もあり、各地域のハローワークによって見解が異なる事があるそうです。

動きとしては、サービス・ツーリズム産業労働組合連合会の後藤会長が、4月6日に国民民主党、7日には国土交通省航空局と財務省主計局に対し、新型コロナウイルスの影響で仕事が激減している観光業の「雇用・生活・健康・生命を守る立場」から、具体的な対策を要請しました。

その要請案のひとつに、『派遣添乗員』の項目もありました。

また、日本観光振興協会は田端浩観光庁長官に対し、3月30日に、需要が低迷中の観光に対する意見をまとめた要望書を作成、提出したと発表しています。

今のところ、派遣添乗員にとっては、国の返答や対策の方針決定を待つしかありません。

派遣添乗員が今の状況を乗り切るには?

添乗員と言う仕事が好きで、辞めたくないとしても、生活を守るために多くの派遣添乗員が『副業』または『転職』をしなければいけない状況に追い込まれているのは明らかです。

旅行案件が無ければ収入もないという状況下で、今を乗り切る方法として、副業で食いつなぐべきか、転職すべきかも視野に入れないといけなくなりました。

その中で、【日本添乗員サービス協会(TCSA)】では、観光庁などからの最新情報を発信し始めています。

また、共済会で個人に対する貸付を実施するとの事です。

条件に、3年以上の勤務経験などはあるようですが、『1口5万円で4口まで』『2年間無利子で貸し付け』が可能と言うものです。(※所属する会員企業が保証することで利用可能)

日本添乗員サービス協会(TCSA)には、私も毎年登録をしています。

派遣添乗員にとっても、TCSAは研修などでなじみのある協会ではないでしょうか?

現状、どの様な対策を個人で選択するかは、非常に難しい問題ですが、TCSAの2年無利子貸付けなどを上手に利用するのは、派遣添乗員は今の状況を乗り切るひとつの方法にはなるのかもしれません。

派遣添乗員の現状 コロナで『仕事ない!』のまとめ

添乗員として今後も仕事をしていきたいと思っている以上、この状況を何とか乗り切るしかありません。

国内旅行の回復まで”およそ一年”の予測は確実ではありませんが、添乗員の仕事は新型コロナウイルス終息後に必ずV字回復します。

そして、この様な事態を乗り切るには、派遣添乗員の仲間との情報交換も非常に有効です。

また、各協会からの情報を集め、助成金などが実施されるようであれば利用し、今を乗り切る方法をそれぞれ見出して乗り切って行きましょう!

 

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