スポーツ観戦の新境地を求めてる方にもぜひおすすめしたい【モトクロス‐Motocross-】
この記事ではモトクロスレースを一度観戦してみたいと思っている観戦初心者さん向けに、レースの楽しみ方と、開催場所や当日持っていくと良い必需品やおすすめの服装などを紹介します。
1980年前半に全盛期近年は縮小傾向にあったこの競技ですが、今も若者達が熱いバトルを繰り広げてます!
【モトクロスってどんな競技?】
モータースポーツとはいえ、全身の筋肉を使いまくる最強スポーツのひとつ、モトクロスはオートバイ競技のひとつです。・・・が、『いまいちピンと来ない。』という方もいるのではないでしょうか?
しかし‼一度知ってしまうとその熱い戦いに魅了されること間違いなし!
簡単に説明すると…モトクロスのレースは競技専用の『モトクロッサー』というバイクを使用し、オフロード(未舗装)に作られた、レース専用のコースで順位を競い合うスポーツです。
コースはジャンプ台やコーナー、フープスと呼ばれるデコボコのセクションなど、自然な地形を生かした上に、様々な人工的なレイアウトを重ねて作られています。
ライダーにとって速さを競う上で、すべてのセクションクリアには『厳しい練習で磨かれたテクニックと、相当な精神力』が要求されます!
レースの勝敗は、時間内に最も多く周回し、最初にゴールした選手から順に順位が決まります。
【観戦初心者さんのレースの楽しみ方】
モトクロスレースの『ここを観れば面白い!』を解説します!
モトクロスの魅力を語る上で、最大のポイントは未舗装路でのレースという点に尽きます!舗装されたサーキットでのロードレースとは全く違い、走れば砂埃、雨が降ればバイクは泥だらけ。
困難な状況を突破する為にライダー達は常に地形に合わせて激しいボディアクションを行います。そのモトクロス独特のフォームに魅了されること間違いなし!
モータースポーツ全体に言えることかもしれませんが、やはりスタート直前のカウントダウンの緊張感はたまりません!カウントダウンが始まるとライダーがアクセルを一気に開け始めエンジン音が地鳴りの様に体に伝わって来ます。
スタート直後の第1コーナに最初に到達することをホールショットといい、ライダーはホールショットめがけて一気に加速してきます。混戦するので、スタート直後のコーナーはハラハラドキドキ!
大ジャンプはライダー達の見せどころセクションのひとつです!ハイスピードで次々に華麗なジャンプを決めていきます。その高さは想像以上!
さらに、初めて観た人なら『え?どうなってんの?』てびっくりするぐらいバイクが真横に捻られるウイップやスクラブと言われる技も繰り出してきます!
上級ライダーになると、めちゃくちゃかっこいいので、撮影目的の観客は絶対にファインダーに収めるところ。
レース中、追いかけるライダーと逃げ切るライダーとの間で、徐々に接近戦になる場面も!
もう少しで順位が入れ替わりそう!と思いきや、逃げ切っていく場面や、コーナーなどのセクションで相手を制覇する場面など!観客たちの『おぉ~!!』との歓声と共に盛り上がるシーンです!
時にはぶつかり合う、危うい場面も白熱!
【初観戦におすすめのレースと開催場所】
実際に初めてレースを観戦する時のレースの選び方や足を運びやすいレースを紹介します。
初観戦にはモトクロス全日本選手権
モトクロス全日本選手権は、日本モータースポーツ協会(MFJ)が主催する、公式レースです。
いわゆる、日本のトップクラスの選手たちが戦うモトクロスのメインレースになります。
全日本選手権は毎年4月から10月まで日本各地のレース場で8戦開催されます。
シーズンスケジュールは毎年、前年の12月ごろに発表されています。
開催は南は熊本、東は宮城までと広範囲になりますので、全戦観に行くのは非常に大変です。
なので、まずは自分が行けそうなレース場をピックアップ!これが、おすすめです!
モトクロス全日本選手権の開催場所
モトクロス全日本選手権の主なレース会場は以下になります。
・HSR九州(熊本)
・オフロードビレッジ(埼玉)
・世羅グリーンパーク弘楽園(広島)
・スポーツランドSUGO(宮城)
・藤沢スポーツランド(岩手)
・名阪スポーツランド(奈良)
全日本選手権がおすすめの理由
公式戦とあって、観戦にはチケットの購入が必要になりますが、そのぶん一般の観戦客の来場を想定したレース会場になります。初めての観戦で、右も左もわからなくても大丈夫。
写真が趣味のカメラマンから親子連れ、普段バイクに乗らない人まで集まって来ますから、気押しされることなく楽しむ事が出来るんです!
さらに、観戦席が設けられているのも、公式戦ならでは。
全日本選手権のおすすめは何戦目?
全日本選手権はどのレース、どの会場それぞれの良さがありますが、その中でもどれかひとつ選ぶならやっぱり開幕戦!
ライダーはこの開幕戦に合わせて自身のマシーンを見た目も含めて最高の状態に仕上げてきます。ピカピカのバイクがスタートグリッドに並ぶと圧巻!
しかも、ライダーにとっては、1番気合の入るレース!今後のレースを見極めるためにも重要な開幕戦は観戦者にとっても見ごたえのあるレースです。
【穴場!無料でレース観戦する方法】
他のメジャースポーツと比べると数少ないモトクロスのレースですが、実は小規模なものを含めると年間かなりのレースが各地で行われています。
観戦の穴場!モトクロス地方選手権
実はもうひとつ、公式のレース、モトクロス地方選手権というものがあります。
選手たちが全日本選手権で走るためは、IB・IAという上級クラスに限り、この地方戦を勝ち抜けてクラス昇格しなければなりません。
いわゆる、未来のトップライダーのたまご達が切磋琢磨して全日本を目指し争いを繰り広げているレースになります。
モトクロス地方選手権が穴場な理由
地方選も、地域別で毎年4月〜9月までの1シーズン全8戦で行なわれています。
なので、近場で全戦追っかけやすい。しかも、チケットは不要で無料で観戦できます。
さらに、レースによってはエキシビジョンとして『全日本出場選手』が模擬レースを行うことも!
日本のトップライダーの走りが間近に見れてしまうチャンスです!
【レース観戦の必需品と服装はコレ】
知らないと知っているでは、観戦の楽しさが変わってくるかもしれません!モトクロスの競技会場は基本的に街の中にはありませんので、普段通りだと思わぬ落とし穴が・・・。ぜひ行く前にはチェックしてみて下さい。
レース観戦当日の必需品
レース会場ははっきり言って僻地(笑)
コンビニが近くになかったり、駐車場からすぐ出られなかったり・・・
観戦中に必要な水分とある程度の食べ物は持っていく方が良いでしょう!
女性の方は、日傘や日焼け止めなどのUV対策も!
そして、前日や当日に雨が降った場合は絶対に長靴必須!!
未舗装のレース場は観客席周辺や、パドック周辺の一般客が歩ける場所もドロドロの可能性が。
また、急な天候の変化に備えて雨具は必要です。その他、必須ではありませんが一眼レフカメラや双眼鏡などもあると良いですね!
レース当日おすすめの服装
汚れても良い格好で行かないと、砂埃をかぶるだけでも白い服は薄っすら茶色に…洗ってもなかなか落ちないのでご注意を!出来るだけ汚れてもよい服装が望ましいです。山の気温変化に備えて、1枚余分に羽織れる物を持って行きましょう!
また、砂埃をさけるサングラスやマスクなどもあると良いです。
【知っておくと観戦が3倍楽しめる方法】
レース以外のお楽しみ!会場での催し物や観戦が何倍も楽しくなるヒントはこれ!
モトクロスは、観客とライダーとの距離感が近いといわれています。
ライダーが準備をしているパドックは一般でも立ち入り可能!
間近でライダーやバイクの整備風景を見ることが出来ます。中には、気さくに一緒に写真を撮ってくれるライダーや、ゼッケンステッカーを配っているライダーも!
ただし、レース直前は真剣モードマックス。必要以上に話しかけるのは止めておきましょう。土曜日の予選終了後や、お昼休憩などにパドックに遊びに行ってみると良いかも!
全日本選手権では、各バイクメーカーがブーステントをオープンしています。
所属ライダーのトークショーやサイン会が行われるので、ぜひ参加してみて!
普段あどけない笑顔を見せる女性ライダーも、いざ勝負になると男子顔負けのレースを繰り広げます。最近ではそのギャップに心を奪われるおじさんファンが急増中!!
全日本選手権でしかお目にかかれないレディースモトクロスは必見です!
好きなライダーがいると、自然と応援に熱が入るもの。
お気に入りライダーの見つけ方は人それぞれです。
「走り方が好き!」「ヘルメットを脱いだらイケメンだった!」「出身地が一緒!」など、どんな形でもOK!やっぱり贔屓のライダーがいるとレースは面白い!
【モトクロスのレース情報について】
日程は、MFJの公式HPなどで調べることが出来ます。シーズンが始まる4月までに年間スケジュールと開催場所チェックをして予定を立てておきましょう。
内容に変更がある場合も想定し、観戦を予定している場合は事前にもう一度チェックをした方が安心です。※2020年はコロナウイルスの影響で、早速開幕戦の日程変更がありました。
チケットは、コンビニなどで購入できますので、こちらもHPなどでまめな情報チェックを。
※いずれも、MFJ MOTOCROSS OFFICIAL FUN SITEで公表されています。
【まとめ】
今回はモトクロスというバイクレースついてに記事にしてみましたが、いかがだったでしょうか?
若者たちが熱い戦いを繰り広げるモトクロス。
知れば知るほど奥が深く、観る人に感動を与えてくれるスポーツです!
ぜひ一度体験してみることをオススメします!!
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