2020年5月14に、日本旅行業協会（JATA）が『旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン』を新たに発表しました！
この日は39県で緊急事態宣言が解除されたこともあって、今後、旅行を行う場合の顧客側と従業員側の両方における注意点をまとめたガイドラインです。
添乗員にとっては、もしかしたら少しずつ仕事が回復するかも・・・と期待してしまいますよね！
では、2020年5月14日発表の日本旅行業協会（JATA）発表の『旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン』はどんなものかチェックしてもみましょう！！
旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドラインによる『飛沫感染防止対策』は？
ガイドラインでは、初めに飛沫感染予防対策に関してが中心になっています。
重要性の高さから、やはり・・・！と言ったところでしょうか。
旅行会社店舗での飛沫感染予防対策
まず、旅行会社に来店する顧客との間で、原則としてどんなことがガイドラインに書かれているのか検証。
- 従業員と顧客・顧客同士の接触を出来るだけ避ける
- 来店人数を制限する（予約制にして店舗待ち時間を減らす）
- マスクの着用
- 消毒設備の設置
- 店舗の換気
- 顧客に対して、旅行先での感染防止対策の周知や啓発を明記
以上を踏まえて、『今後は旅行を希望する顧客の相談を受けていきましょう！』と言う事です。
旅行会社店舗の顧客の来店人数の制限は、具体的な対策案として、顧客が来店する前は電話やメール、オンラインで申し込みをしてもらうなどを推奨しています。
さらに来店の際には必ずマスクを着用してもらう事をお願いする事が原則です。
実際に顧客が来店した際の飛沫感染予防対策
実際に店舗で顧客対応をする際のガイドラインも見てみましょう。
- ソーシャル・ディスタンスの位置を示す
- カウンターに飛沫感染防止のアクリル板や透明ビニールシートを取り付ける
- 振り込み・クレジット支払いなどにし、顧客との接触を避ける
- 店内清掃を徹底
- トイレのふたを閉めて流す様に表記
- ハンドドライヤーの使用禁止（ペーパータオルを置く）
など。
新型コロナウイルスの流行によって営業が停止しなかったスーパーなどではすでに見られる対策を、旅行業界の店舗でも適用していく方針という事ですね。
ガイドラインが発表されたことにより、今まで店舗を閉めていた旅行業界も少しづつ、営業再開に向けて動き出せそうです！
添乗員の今後を左右！実際に旅行会社では『旅行の募集』は始まる？
2020年5月14日発表の『旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン』では、募集型企画旅行・受注型企画旅行・手配型旅行による団体旅行に関しても旅行募集禁止との意向は示していません。
むしろ、ガイドラインを作成し ”受注に向けての” 注意を示した形になります。
- 感染状況・移動自粛状況を踏まえての旅行先選定
- 旅行サービス事業者の選定
- 旅行実施するか中止にするかの判断
- 3蜜リスクを回避する旅程を組む
- 顧客とスタッフの健康管理の徹底
ガイドラインではツアー募集時にこれらに留意しましょうとの事です。
また、個人手配の旅行では、旅行実地に関する新型コロナウイルスに対する感染予防対策のアドバイスなどをしましょうとなっています。
そして、『旅行サービス事業者の選定』の意味としては、適切な感染防止の対策をとっている事業者に限って、旅行先として発注が可能という事です。
日本や世界の航空会社での運行再開はどうなっている？
旅行に欠かせない航空機の運航再開も気になるところですが、こちらも徐々に再開に向けて動きが出てきました。
日本国内では、4月28日～5月17日まで全便運休だったFDA(フジドリームエアラインズ)が5月18日より、『静岡－福岡線』『名古屋－福岡線』『名古屋－新潟線』『福岡^－新潟線』の4便が運航再開。
ソーシャルデイスタンスを確保しながらの運航再開となっています。
世界の航空会社でも新型コロナウイルスの感染リスクを避ける様々な対策を取りながら、徐々に運航再開への動きが始まりました。
機内では、マスク着用の義務化がスタダードとなっていく予想です。
搭乗前は非接触型のチェックインや、各航空会社独自で搭乗前のお願いとして手洗い・消毒の徹底、または複数の手荷物は代表者一名が集めてカウンターに預ける（セブ・パシフィック航空で実施）などの対策が練られています。
この様に、徐々にですが新型コロナウイルスに対して対策を重ねながら運航再開に向けて各航空会社が動き始めています。
添乗員の今後！コロナ対策発表で仕事はどれぐらい回復する？ まとめ
これまで、新型コロナウイルスの流行で全く出口が見えなかった旅行業界と添乗員の今後。
5月14日、国内で39県の緊急事態宣言が解除され、少しだけですが旅行業界にも期待も出来る情報が入ってきました。
ただし、いまだ豊富な観光地を持つ地域の緊急事態宣言が解除されていない事や、まだまだ顧客の自粛モードが抜けない事、コロナウイルス流行の第二波も心配される中、完全復活とはいかないようです。
ですが、改めて日本旅行業協会（JATA）が旅行業界における新型コロナ対応ガイドラインを発表したことは、旅行業界に携わる人にとって前に進める第一歩になりそうです！
徐々ではありますが、旅行業再開と添乗員の仕事回復に向けて今後の展開に期待しましょう！
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